30年度 校内研究
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研究主題
学びを生かして、生活を創造していく子ども(3年次)
〜思考が活性化する課題設定の工夫〜
1 主題設定の理由
本校では、「夢と感動 勇気と感謝 みはらしの丘の未来を創る 生きる力にあふれる子どもの育成」を教育目標として掲げている。多様な価値観のもと、生き方そのものが見直されつつある現代の社会であるが、子どもたちの将来においては、さらに変化の激しい時代になると予測される。そのため、変化に主体的に対応する「生きる力」の育成が求められる。そこで、「学びを生かして、生活を創造していく子ども」を研究主題とし、学んだ知識を活用しながら、日々の中で出合うであろう様々な事柄に対して適切に問題を解決することができる汎用的能力を身に付けることをめざし、まずは学校生活の中で、学びを創造していくことができる子どもの育成をめざすことにした。
子どもが主題のような姿になるには、学習材や仲間に働きかけ、かかわり合いながらともに学ぶ中で、自分なりに得るものをつかんだり、学んだことが他のことに生かされたという達成感を持ったりするような感覚を子ども自身が感じることが大切だと考える。日々の学習において、そのような積み重ねを教師がめざしていけば、徐々に、学びがいを持ち、さらに学びを創造していこうとする子どもに育っていくのではないだろうか。そうした意味から、私たち教師は単に学習材を教え、身に付けさせる立場から一歩前進し、学びをプロデュースしていく役割を自覚して、子どもたちが様々な場面で、身に付けてきた力を発揮できたと実感できるような授業改善を進めたいと考えている。
2 副題について
本校の教育目標に迫るためにめざす子どもの姿は、「意欲に満ちた子ども」「協調しかかわり合う子ども」
「学んだことを生かす子ども」である。
昨年度は、各学年で「つけたい力」を考え、1年を通して取り組んできた。共通して出された具体的な力は、「伝え合う力」「話し合う力」「説明する力」など、「協働的学び」に関することであった。様々な手立てを講じた成果はあったものの、「話し合いが深まるまでには至らなかった」という課題が多く出された。
そのため、単元や授業において、どんな力をつけるために何を考えさせるのかを明確にし、思考の活性化につながる課題設定を行うこと、思考が活性化する協働的学びのための教師の立ち位置や手立てを考え実践していくことに取り組んでいきたいと考えた。思考が活性化することを「本気になって解決したい課題に向かっていること。そして、協働的学びによって自分の考えが多様化したり、深まったりしていくこと。」ととらえて、子どもたちが本気で考え、深く考えることによって実感をともなって学んでいくことができるようにしたい。そのために今年度は、「思考が活性化する授業づくり」をめざし、「思考が活性化する課題設定の工夫」を重点に取り組んでいくことにした。そして、「意欲に満ちた子ども」「協調しかかわり合う子ども」「学んだことを生かす子ども」の育成につなげていきたいと考える。そのために、子どもたちの学びの様子を丁寧に見とり、思考が活性化しているかどうかを検証しながら授業づくりに取り組んでいきたい。
今年度は、研究主題「学びを生かして、生活を創造していく子ども」を設定しての3年目であり、学びを生かして活用していくことができる力をつけたいと考えている。
■研究のあしあと
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